コストゼロ作戦:燃費UP運転術

 ■ アイドリングは控えめに
エンジン制御が電子制御化された最近の車は、ウォームアップもそれほど必要ではないようです。冬場でも水温系の針が僅かに動き出すまで数分程度で充分でしょう。室内が暖まるまで(冷えるまで)アイドリングなんてことは避けましょう。それとアイドリングしたまま、コンビニで買物などは止めましょう。
 ガソリンをロスするばかりか、最悪、車さえロスすることになりかねませんよ。

私の場合は、エンジンを始動したら、ミラーを拭いたりしながら、グルリと車の周りを一周。
それからATのシフトをP→R→N→D→2→1→2→Dとユックリと一巡、ATの全油圧回路に油を回してやる。(P・NポジションではATに油は回りません、Dレンジにシフトすると回転数がさがるでしょう)効果の程は解りません、まあ私の、儀式みたいなものかな。
 ■ 急加速・急発進は避ける
アクセル全開フル加速、これではたまりません。急加速・急発進は止めましょう。VG33Eは中低速トルク重視型、発進は、2000〜2500rpmで充分、
4000rpm+までまわして、後続車を一気に置き去りなんてことは慎みましょう。
 ■ スタートは一呼吸おいて、アクセルは早めに戻す
静止状態から車を動かすには大きな起動エネルギーが必要です。ブレーキを放して一呼吸置いて、ATのクリープで車が動き出してからおもむろにアクセルを踏みましょう、ちょっと踏んだら早目にアクセルを戻してシフトアップさせてから、再びユックリ加速。踏みっ放しだと2速で引っ張りすぎて3速へのシフトアップが遅れます。
 ■ エンジンブレーキを多用する
エンジンブレーキ状態では、フューエルカット装置が働き、燃料の供給はストップします。燃料消費ゼロ!これを使わない手は無い!
Dレンジに入れっ放しではありませんか? 速度調節や下り坂など、O/Dオフ、D→2へ、積極的にシフトダウンしましょう。O/DスイッチのON←→OFFは速度調整に有効です。前方の信号が赤に変わった時などもD→2へシフトダウン、速度が落ちたところでブレーキ、こうすることでブレーキ・パッドの消耗も防げ、寿命も長くなります。
私の場合、1回目のパッド交換は19467km走行後、シフトダウンを心がけた2回目のパッド交換は23823km走行後、22.4%も違いました。
 ■ 一定速度で運転
加減速を繰り返す運転、いわゆる波状運転は止め、なるべく一定速度で運転しましょう。前が空いているからとスピードを上げて前車に追いついてブレーキ、こんな運転はやめましょう。
エルグランドは一旦ある速度に達すると重い車重と、トルクフルなエンジンで惰性走行ができます。O/Dでは1000rpm当たり40+km/h、O/Dで40km/hでもトコトコ走ります。O/Dレンジでユッタリ走る!エルグランドにはこんな走り方の方が向いてます。
 ■ 経済速度で運転
燃費の良い速度(経済速度)は
一般道50〜60km/h、高速道路80〜90km/hというところでしょうか。
O/Dレンジでは一般道1250〜1500rpm、高速道路で2000〜2250rpm。私もこのくらいで走ればもっと燃費がいいのに、高速道路3000rpm+だものね!
 ■ 発進・停止回数は少なく
まえにも述べたように、停止からの発進は多くのエネルギーが必要です。
発進と停止の回数を出来るだけ少なくすればいい!「そんなこといったって!信号だっていっぱいあるし〜。」そんなことを言ってる貴方、そこは予測運転と速度調節ですよ!プロのトラックドライバーを見てください、赤信号では遠くからノロノロ近づいて、青信号に変わるか、変わらないうちに「ブウォ〜」っと出ていきます。時には停止線をチョロチョロと越えて交差点の中まで。
 そこまでやれとは言いません!前が赤信号だったらシフトダウンしてスピードを落としてタイミングを見計らって近づいて、上手くいけば停止しないでも済みます。 でもあまりやりすぎると後続車に怒られるので、ホドホドに!
それから、発進・停止回数を少なくと言っても、信号無視はいけませんよ!
さー、これで貴方も「エコ・ドライバー」!燃費も良くなっているでしょう!

      こちらは 日産ディーゼルの「省エネ運転「エコ・ドライブ」 です