ケミカルチューニング?

 ■ ケミカルチューニングって何?
エンジンのパワーアップなどの性能向上を行うことをエンジン・チューニング
(略してエンジン・チューンとも言う)といいます。

その方法には
●メカニカルチューニング(一般的にはチューニングとはこれを差す)
●ケミカルチューニング  があります。
 ■ メカニカルチューニングは機械的な性能UP
メカニカルチューンは、機械的な性能向上を目的とするもので一般的にはチューニングとはこれを差します。
たとえば、
・シリンダーの上面を削って圧縮比をあげる
・シリンダー内径を拡大して排気量をUPする
・インテーク・マニホールドの内側を削って孔を大きくすると同時に滑らかにして空気流入抵抗を減らす
・ヘッドを加工し大径バルブに交換し空気流入効率を上げる などがあります。
機械的加工を主にして、圧縮比UP、排気量UP、可動部品の重量軽減などをはかり、性能向上を目指す方法です。
 ■ ケミカルチューニングは化学的な性能UP
これにたいして、ケミカルチューニングとはエンジンの機構面にはいっさい手を加えず、化学物質によって性能向上をはかるものです。
たとえば
・高性能オイルに替えて、高回転までオイル切れを防ぐ
・減摩剤をつかい、機械的な磨耗を少なくする
・油脂類に添加剤をいれてフリクションロスを減らす   などがあります。

性能アップはメカニカルチューニングほどは望めず、あくまで寿命向上、摩擦減少など補助的な性能向上を目的にしています。

メカニカルチューニングに対する利点は、元に戻すことが出来ること(効果が無ければやめればよい)と費用が圧倒的に安く済むことです。