7/23(金) 宵祭り 連日33℃もの猛暑いくらキャンピングカーといえ車中泊は辛いとビジネスホテルを予約したのは正解、涼しく快適に寝ることが出来た。今日から相馬野馬追、一日目は宵祭りが行われる。宿を5時半に出発、相馬中村神社に向かう。
・出陣式(相馬中村神社) 出陣式は相馬中村神社、相馬太田神社、相馬小高神社で執り行われる。相馬中村神社は中村城址にあり総大将はここから出陣する。7時過ぎ神社に向かうと準備が始められていた、偶然お話した氏子の方から色々な話を伺う、遠くから来たなら記念になるからとなかなか入れない社務所に上がらせてもらい、甲冑を着装する様子を一から見学させていただいた、重さは20kmにもなるという。見物のベストポジションまで教えていただいた、相馬の人々は皆、人懐っこく親切だ。法螺貝が鳴り響き開始、次々到着する伝令が口上を述べる。参拝、祝杯が行われ準備が整うと総大将が出陣を命じる。外の広場に整列した騎馬武者を閲兵した後、高らかに螺が鳴り、次々と名前が呼び上げられ騎馬武者が出陣していく。先祖伝来の旗指物を指した騎馬武者は華麗で勇壮だ。行列を見送ると南相馬に引き返し、レストランで昼食後、松栄高駐車場に向かう。

全ての合図は法螺貝

総大将訓示

雲雀ヶ原に向かい出陣
・雲雀ヶ原祭場地到着 今日は観客は少なく祭場地の観覧席の松の木下の木陰に陣取る。12時行列到着、今日は宵祭りなので甲冑は付けず、陣笠・陣羽織・野袴姿だ。伝令が到着の口上を述べ、主だった者達は本陣山に駆け上がる。各神社からの神輿も息を整えたあと一気に坂を駆け上がり本陣に安置される。参加する人も馬も観客も炎天下の猛烈な暑さの中大変だ。

雲雀ヶ原に軍勢到着

頂上に駆け上る騎馬

神輿
・宵乗り競馬 午後2時、馬場清めの式を行い、螺役の陣螺を合図に白鉢巻に陣羽織、野袴姿の騎馬武者達の宵乗り競馬が一周千メートル、4頭立て行われた。二十歳以下の未婚の女性も参加出来、実際に出走し3着になったのには驚いた。ゴールすると審判から着順札を貰い、本陣に駆け上がり褒美を貰う。明日行う本祭りの甲冑競馬の予行練習の意味合いもあるが、宵祭りは観客も少なく、あちこち自由に移動でき撮影できて意外と狙い目だ。ホテルに戻り、風呂に入りサッパリしてやっと生き返った心地になる。

白鉢巻、陣羽織、野袴の装束で行われる

女武者も登場

着順札を銜えた女武者
 ・今日の走行距離:45km  ・今日の宿:ビジネスホテル高見