2/23(金) 熱海〜伊東〜東伊豆   今年は例年に比べ寒く、強い西風も吹き、家に籠り切りの日々が続いた。2月も下旬になりようやく気温も上がり始めた。伊東や稲取の雛段飾りのイベントも昨日から始まったので久し振りに伊豆ドライブに出かけた。
・熱海梅園  最初に向かったのは日本一早咲きの梅、そして遅い紅葉で有名な熱海梅園。明治19年に開園した熱海梅園には樹齢100年を越える梅の古木を含め、59品種・472本の梅が早咲き→中咲き→遅咲きと、順番に開花して楽しめる。現在は早咲きが8分咲、中咲きが5分咲きと見頃を迎えている。梅園到着は8時過ぎ、梅園の開園時間は8:30〜17:00だが時間外の入園は無料だ。正に「早起きは三文の得」。曇り空が残念だが人の少ない静かな梅園を散策する。
・佛現寺  梅園から伊東市役所となりの佛現寺に向かう。伊東では数年前からから「伊東MAGARI雛&KAGUYA雛」というイベントが行われている。ここ佛現寺では参道の石段を使った雛飾り、当初は伊東の語呂合わせに因んだ110段雛飾りだったが隣町の東伊豆稲取の素戔嗚神社と日本一の段数を争い増やしたが、現在では118段同数としている。「まがり雛」とは「魔を刈る」の意、「かぐや雛」は竹の中に着座する姿がかくや姫のようだとのことで名付けられた。静かな参道におかれた雛は華やかで楽しめる。中程には撮影スポットとして座布団も置かれている。
・素戔嗚神社  東伊豆町稲取の海岸近くに素戔嗚神社がありここでも参道の石段を利用して雛人形が置かれている。伊東・佛現寺と同じ118段雛飾りは日本一の段数を誇る。ただ佛現寺と異なり階段を昇り降りし近くで見られないのが残念。高台からは稲取港も見渡せ眺望も楽しめる。
・雛の館  稲取の雛の館では雛のつるし飾りが展示され華やかな雰囲気だ。稲取の雛のつるし飾りは日本三大つるし飾り(柳川市「さげもん」、酒田市「傘福」)の一つで全国的にも知られている。雛の館前の河津桜も咲き華やかさを添える。多数の吊るし飾りと共にビーズで作ったデコつるし飾、金目鯛の鯛の鯛つるし飾りが珍しい。鯛の鯛とは胸鰭の付け根の骨の一部とのことだ。

雛のつるし飾り

デコつるし飾り

鯛の鯛つるし飾り
稲取を後にし河津に向かう。河津川沿いの河津桜並木は今年は遅くまだ3分咲程、今月末から来月初めが見頃だろう。見頃になったら訪れてみよう。天城峠を越え帰途に着く。途中、月ヶ瀬梅林に向かうがまだ未開化、見頃まではまだ10日ほどかかりそうだ。