7/15(水) 開田高原へ   信州の開田高原に我々お気に入りの一軒宿がある。聞くところによるとコロナウィルスの影響で2ヶ月の休業で大変な様子とのこと。7月から営業再開とのことなので、応援の意味も含めカミさんの誕生日に一泊することにした。今年の梅雨は長雨の上、各地で大雨被害で大変だ。幸いにも今日は曇り空で雨の心配はなさそうだ。6時過ぎに出発、富士川沿いの国道52号線を北上、生産量日本一の山梨の桃を求めようと南アルプス市の道の駅「しらね」に向かう。道路の向かいにあるJA農産物販売所に行く。オープン前だが桃を求める人達の行列ができていて驚く。美味しそうな「白鳳」を手に入れることができた。富士見町に井戸尻遺跡がありハスの花がそろそろ見頃のはずだ。
 ・井戸尻遺跡公園(富士見町)  富士見町にある井戸尻遺跡は縄文時代の住居や土器が発掘され、国の史跡に指定されている。周囲は水生、湿生の花の咲く公園として整備されている。6月中旬〜スイレンが、7月中旬〜からは古代蓮(大賀ハス)が見頃を迎える。今日は雨が止んだので地元の人々がハスの花見物や写真撮影に訪れている。我々も早速、ハスの花を撮影する。

古代蓮(大賀蓮)

綺麗なハスの花

スイレンは見頃終盤
 道の駅「こぶちざわ」に移動し、昼食&休憩、キャンピングカーが多い道の駅だがさすがにこのご時世では皆無、駐車場も空いている。
 ・富士見高原リゾート花の里(富士見町)   道の駅「こぶちざわ」の近くに富士見高原リゾートがあり、種々の花が楽しめる「花の里」にはロマンスゾーンと白樺ゾーンがある。本格オープンは7/23から、現在はプレオープンで白樺ゾーンが入園できる。白樺林の中ニッコウキスゲやアジサイが見頃を迎える。訪れたのは我々2人のみ、静かに林間を花を眺めながら散策する。

白樺林の中に種々の花が咲く

見頃を迎えたニッコウキスゲ

アジサイ
 国道20号線に戻り諏訪湖沿いから塩尻峠を越え国道19号木曽街道を南下する。
 ・奈良井宿(塩尻市)、開田高原(木曽町)  道の駅「奈良井木曽の大橋」の第2駐車場に車を置き奈良井宿を散策と思ったが雨が降り出してきたので散策は中止、開田高原に向かう。強い雨が降り出した国道20号線を南下、木曽大橋から国道361号に入り開田高原に向かう。「水生植物園」にはワスレナグサが群生し、小さな可愛らしい花が湿地を埋める。「木曽馬の里」で木曽馬をながめ、15時と早めに宿にチェックイン。残念ながら御嶽山は雲で見えない。「つたや季の宿・風里」1年ぶり、宿泊客はシニア夫婦4組のみ、風呂も独り占め、3密とは無縁だ。この宿の食事が楽しみだ。

奈良井宿 木曽の大橋

水生植物園のワスレナグサ

木曽馬

7/16(木) 帰途  今朝は青空が覗く、長雨続きで青空を見るのは久しぶりだ。御嶽山も顔を覗かせた、天気予報では今日は雨は大丈夫のようだ。霧ヶ峰でニッコウキスゲが見頃を迎えているだろうと朝食も早々に9時前にはチェックアウト。

青空が覗き御嶽山も見える

開田高原・木曽馬の里

木曽馬の里に咲くソバの花
 国道361号を下り国道19号を北上、塩尻から国道20号に入り諏訪湖を経て諏訪市から県道40号を霧ヶ峰に向かう。
 ・霧ヶ峰(諏訪市)   霧ヶ峰の霧の駅Pに到着、見渡せどもニッコウキスゲは見えない。聞いてみるとニッコウキスゲは鹿の食害でこの付近は見かけなくなったという。今では「ころぼっくるひゅって」近辺や富士見台近辺の電気柵に囲まれ保護されているところのみという。近年は7月は北海道旅行が多く、ニッコウキスゲを見に霧ヶ峰・ニッコウキスゲを訪れてのは10年以上前になる。山肌一面を黄色に染めたニッコウキスゲが見れなくなったのは残念である。

ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲの里ビーナスの丘付近

ニッコウキスゲの里ビーナスの丘付近
 ビーナスラインを走り白樺湖を経て富士見で国道20号に出て、国道52号を辿り道の駅「富士川」で休憩、富士川沿いを南下。途中、中部横断道の無料区間、中富IC=下部温泉早川ICと南部IC=富沢ICを走ったがICから本線までの距離があり時間短縮にはそれほど効果がなかった。自宅近くのスーパーで買い物をし17時過ぎに帰着する。
 長雨で天気は期待していなかったが思いがけず2日間は曇り空で、富士見高原や霧ヶ峰の花も見ることができ、久しぶりに気分転換になったぷち旅だった。早くコロナが鎮まり、ゆっくりくるま旅をしたいものである。