荒川興行寺のしだれ桜


福井県吉田郡永平寺町藤巻34-2
●枝垂桜
●樹齢 440年
しだれ桜は、1562年に2本植えられたという。1913年の本堂の火災を免れた1本も、幹の中にできた空洞に雨水が入り込むなど傷み始め、次第に花芽をつけなくなった。1985年に空洞にコンクリートを流し込むなど治療したところ、数年後には見事に花を咲かせるようになった。
 枯死寸前の状態からよみがえり薄いピンク色に染まるしだれ桜を多くの人に見てもらおうと、2006年に庭園を改修。滝を流れる水の音やししおどしの響きが、より風情を感じさせる空間を演出している。

2009/4/5 8:51


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