石薬師の蒲桜


三重県鈴鹿市石薬師町40番地内
●山桜
●樹齢 800年 
三重県鈴鹿市にある御曹司社(大木神社の末社)にあるヤマザクラの変種が石薬師の蒲桜。三重県の天然記念物に指定される樹齢800年ともいわれる古桜、2つの株に分かれて少し樹勢の衰えを感じさせる。
平安時代末期の寿永年間(1182年〜1184年)、蒲冠者と呼ばれた源範頼(源頼朝の異母弟、源義経の異母兄)が平家追討のため、西へ向かう途中、石薬師寺(現・鈴鹿市石薬師町)に戦勝を祈願し、武運を占うために「我が願い叶いなば、汝地に生きよ」と鞭(むち)にしていた桜の枝を地面に逆さに挿したところ、見事に芽を出したのが始まりと伝わる伝説の桜。

2023/3/28 11:40(7分咲)


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