京都府京都市右京区花園扇野町49
●枝垂桜
●樹齢 不詳 |
法金剛院は京都では珍しい律宗の寺院。平安時代初め、右大臣・清原夏野が山荘を建て、その没後双丘寺と称した。平安時代末期の大治五年(1130年)、鳥羽天皇の中宮待賢門院が再興し寺名を法金剛院と改めた。庭には極楽浄土に見立てた浄土式庭園を作り、四季折々の美しい景観は、美貌の待賢門院(本名は藤原璋子)を深く慕ったといわれる西行の歌にも織り込まれている。待賢門院桜はヒガンザクラ系のベニシダレザクラの変種で、花の色が紫に見えるので「紫の桜」の別名もある。 |