千葉県東金市山田
●江戸彼岸桜
●樹齢 800年
樹高 10m 幹周 1.5m |
案内板によれば山城の国、紀伊郡深草の墨染桜の枝を杖として山部赤人、小野小町をしのびつつ西行法師がこの地に来たという。そして、負神(貴舟大明神)を安置し傍らにこの杖をさし、「深草の野辺の桜木心あらば亦この里にすみぞめに咲け」としのぶ歌を詠じて去ったところこの杖が芽をふき、墨染の桜となり今日に至っているという。
道路沿いの小高い場所にあり樹齢800余年、高さ約10m、幹周りは約1.5mほどというが、幹は途中で切断され横に太枝が延びるのみ、 この古木の花はあまり多くはなさそうだ。そのすぐ傍らで立派な花を咲かせている大木は子孫のようである。
昭和51年市の天然記念物に指定されている。 |