諏訪神社のサクラ


群馬県甘楽郡甘楽町天引524
●江戸彼岸桜
●樹齢 400年 樹高 10m 幹周 3.5m
 
諏訪神社は、天正4年(1576)信州の諏訪大社より分社、このサクラも分社した時に植えられたものといわれている。参道左側にあるヒガンザクラで、根周り3.7m、目通り3.5m、樹高約10m、枝張り東西10m、南北10mで、推定樹齢約400年の巨木である。
 このサクラは農業とも関係があり、江戸時代、米などの年貢を納める割り当て会議は、当サクラの開花期に行われるのが慣例であった。また、この花が満開の年は豊作といわれており、奉行ザクラとも芋植ザクラとも呼ばれ親しまれてきた。
 地上から高さ約3mで幹が2本に分かれ、東側の分岐した幹は病虫害のため切断され、昔日の景観はそこなわれている。
 平成12年に治療処置が行われ、現在順調な回復が見られている。
昭和49年、町の天然記念物に指定されている。

2012/4/17 6:32(散り終り)


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