茨城県久慈郡大子町大生瀬沓掛地内
●山桜 26本
●樹齢 130年 |
沓掛峠は、高見山南斜面に位置し、大子町大生瀬字愛宕下西と同外大野字南沢を結ぶ標高約400mの道筋の峠にある。道は近年整備されたが、以前は人馬の往来も困難な曲がりくねった狭隘な道だった。沓掛峠という呼称は、平安時代の終わりごろ八幡太郎義家が奥州征伐に行く途中、この地で馬の轡(くつわ)の手綱を松の木にかけて休息したところから「沓掛峠」と呼ばれるようになったと伝えられてる(地元の伝承)。一説には、沓掛という地名は、道が沓のように曲がったところに由来という。この峠の山桜群は、26本有り、最大なものは推定樹齢は130年、樹高20m、幹周3.6mという。 |