茨城県日立市助川町2丁目15-1
●染井吉野
●樹齢 100年 |
助川小学校は、天保7年(1836)に水戸藩九代藩主の徳川斉昭が、家老の山野辺義観に命じて築かせた「助川館」(通称、助川海防城)の玄関口に位置している。 助川小学校には、校庭をぐるりと囲むように、多くのソメイヨシノが植えられている。その中の1本が「四代桜」である。その名のいわれは「明治・大正・昭和・平成」の四代を生きてきた桜、ということである。その名のとおり、この桜は長い間の雨や風にさらされて、それに耐えてきたことを無言で語りかけるような、ある種の風格を感じさせる老木である。 |