湊・船魂社のしだれ桜


長野県岡谷市湊3丁目
●枝垂桜
●樹齢110年 幹周3.3m
船魂社は船の守護神として信仰を集め、諏訪湖が荒れてもこの神に向かって祈れば、遭難することはなかったと伝えられている。残念ながら船魂社は、2006年7月19日の豪雨で発生した土石流により全壊した。ここ岡谷市の湊地区でも7人の死者を出す大災害であった。そのときこの桜の幹が倒木を支え、下手の民家の倒壊を防いだという。訪れた時は、傷ついた幹は菰で巻かれ養生されていたが、それでも何事もないように満開の花を咲かせていた。人々を守り災害を生き延びたすごい桜である。平成2年、市の天然記念物に指定されている。

2007/4/19 10:55


2007/4/19 10:54


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