恭倹寺のしだれ桜


長野県松本市梓川梓5577
●枝垂桜
●樹齢 不詳
恭倹寺には市重要文化財の鐘楼と梵鐘がある。鐘楼は明治24年建造、見事な桝組は波田地区にあり、廃仏毀釈によって廃寺となった若澤寺の部材を譲り受けたものという。梵鐘は千葉県にあった最勝福寺というお寺にあったが最廃仏毀釈によって廃寺となり、その時売りに出された梵鐘が転々とし恭倹寺にたどり着いたという。銘文から元禄11年(1698)製造の、由緒正しい梵鐘で太平洋戦争時も銘鐘として供出を免れたという。しだれ桜は参道石段脇にあり、寺東面斜面の木々に囲まれ撮影は難しい。東斜面は桜に覆われ見事な景観である。

2021/4/1 7:55(満開)

東斜面を覆う桜(右上がしだれ桜)


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