小和田のサクラ


山梨県大月市七保町林1047
●江戸彼岸桜
●樹齢不詳
  樹高 15m 幹周 4.6m
  枝張 東西13m 南北13m
 
葛野川の右岸、賑岡町小和田入口の斜面の途中(七保町林)に立っているエドヒガンの巨木。主幹が下方に傾き、約12m先で朽ちているが、根元近くから分かれた3本の枝 が、主幹のように上方に立上がり、樹高約15mの樹形を形成している。根元には空洞があり、根元の周囲は6.95m、目通りの幹囲は 4.6m、枝張りは、東西13m南北13mあり、対岸の葛野 からもよく見える。 昔、この木の近くに鉱泉が湧いており、白蛇が棲んでいたといわれている。村人たちはここを憩いの場としていたが、ある時酒に 酔った若者が肥柄杓で掻き回したとところ、白蛇は雲に乗って飛び去ってしまい、それ以後泉は涸れてしまったという言い伝えが残っている。付近の人たちは 今でもこのサクラを「湯の木」と呼んでいる。 サクラの巨樹として、大月市の代表的なものである。
市の天然記念物に指定されている。

2012/4/12 8:30(満開)


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