大分県速見郡日出町豊岡
●山桜
●樹齢 450年
●樹高 12m 根元周り 3m |
別府湾を望む高台に立つ古桜で、漁師達が、この桜の咲き具合を見て、漁の目安にしたところから、魚見桜と呼ばれるようになった。正式には、江戸時代に辻間村大庄屋であった城内氏の屋敷跡にある桜なので「城内邸の桜」と呼ばれている。 桜は地上1.5m付近から大きく二股に分かれているが、平成3年の台風により被害を受け、太い幹の一方は枯れ死した。3月中旬には他に先駆けて華やかな花を咲かせ、痛々しい姿の中にも名桜らしい存在感をみせる。
町の天然記念物に指定されている。 |