金龍桜


愛媛県松山市東野4丁目442
●金龍桜
●樹齢 不詳
和名キンリュウザクラは、サトザクラの1品種。根周りは67cm、地上65cmの幹周りが63cm、主幹より3支幹となり、樹高約5mである。花は淡紅色から白色、1枝の中に一重と八重が混在し、八重の花弁は約10枚、。
 金龍桜は、もとは摂津国古曽部(大阪府)の金龍寺に植えられていたが、桑名城主松平定綱が松平家菩提寺の照源寺(桑名市東方)へ分植した。「照源寺の桜は徳川時代初期以来存在している名木のひこばえとして、今日にその特徴を伝えているものである」と昭和9年(1934年)に国の天然記念物に指定されたが、同34年(1959年)伊勢湾台風の被害で枯れ、同41年(1966年)指定解除された。 この木は、久松定武氏が松山藩祖定勝の菩提寺の照源寺から、金龍寺のひこばえを昭和45年(1970年)に譲り受けて、邸内に植栽したものである。 松山市指定天然記念物である。

2018/4/5 8:27 (葉桜)

金龍桜の花 2018/4/5 8:28


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