細越の種まき桜


福島県河沼郡柳津町細入字細越
●江戸彼岸桜
●樹齢 400年 樹高 19m 幹周 9m
国道252号の「細越入口」バス停から東に入って約600m、最初の集落が細越である。 家々にさしかかる頃、左手の田圃が杉林に接する辺りに、桜が見える。それが「種まき桜」である。種まき桜の名は、この桜が咲くのを合図に、苗代の種蒔きをしたことに由来するという。案内板には「新編会津風土記」(文化6年(1809)成立)に、このサクラが古木として記されていたと紹介してあった。古木とされてから既に200年。主幹は朽ち落ち、内部はすっかり空洞となってしまったが、その空洞から若木が育っている。すばらしい生命力に脱帽。
 福島県緑の文化財に登録されている。

2012/5/2 9:18(満開過ぎ)


戻る