龍泉寺の翔龍桜


福島県二本松市二伊滝1
●江戸彼岸桜
●樹齢 330年
佐久間織部勝親は日向国(宮崎県)の高鍋藩主秋月家から、信濃国(長野県)長沼藩主佐久間家の養子に入り、4代藩主となった。貞享5年(1688)徳川5代将軍綱吉から御側小姓を勤めるよう命じられたが、病と称して辞退したところ、違背の儀としてとがめられ、領地を没収され二本松藩丹羽藩へ御預けの身となった。辞退の理由は奥女中との叶わぬ恋が原因ともいわれている。しかし間もなく病に伏し、元禄4年(1691)23歳という若さで卒去、その若くはかない一生を異郷の地で終えた。お墓は龍泉寺に立てられ、その時に植えられたのが「翔龍桜」であり、 今も勝親の葉かを見守っている。

2022/4/15 9:26(葉桜)


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