大蔵寺の稚児桜


福島県福島市小倉寺捨石 大蔵寺
●枝垂桜
●樹齢 250年
大蔵寺は、弁天山の麓にあり、坂上田村麻呂が東北鎮護のために行基菩薩を開基したと伝わる。 樹齢600年超と言われる伝説の「稚児桜」がひっそりと存在する。文政4年(1841)の記録に、この桜がすでに老木だったと書いてあるそうで、南北朝時代に鎌倉の建長寺の和尚が滞在。慕って、鎌倉へ向かった稚児がその坊様に会えることなく、江ノ島の淵に身を沈めたという。その稚児の霊を弔う為に植えられた桜だと言われている。幹は朽ち果て、今にも枯れそうな感じだが、根は大地にしっかりと張り 元気に花をつける。

2022/4/14 8:56(葉桜)


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