慈徳寺の種まき桜


福島県福島市佐原寺前
●枝垂桜
●樹齢 300年
●樹高15m 幹周 3m
慈徳寺は伊達氏ゆかりの寺として栄えてきたが、伊達市の移封後すたれてしまい、無住になっていた。寛文年間に米沢の林泉寺より、一空雲浦和尚を招請して中興したといわれるのが現寺である。しだれ桜は樹勢が盛んで枝張りも十分で、見事な樹様を呈している。そのうえ、寺院からの眺めはもとより、平地からの眺望はまことに美しく、昔から佐原地区の人々は、この桜の花が咲き始めると苗代に種をまいたので、「種まき桜」と呼んで親しんできた。
昭和45年10月、市の天然記念物に指定されている 。

2010/4/27 11:35(満開)


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