宮城県栗原市本沢温湯12
●枝垂桜
●樹齢 400年
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仙台藩花山村寒湯番所跡(国指定文化財)は、温湯温泉の手前にあり、市営温湯山荘の隣にある。江戸時代、栗駒山の鞍部を通り秋田県雄勝に通じる街道の関所の跡である。番所の起源は永禄9年(1566)とされるが、慶長13年(1608)こ の地が仙台領になってから、木戸門・役宅などが建てられて御境目番所となった。現在も門や役宅が残っている。当時の関所守が常駐し関所手形を検する検断所の跡があり、そこに樹齢400年のしだれ桜の古木がある。背が高く花は上部に付ける、山深い地で花期は遅い。この桜は、番所が出来た時代から廃止になった時代、そして現代と、時代の移り変わりを見続けてきたのだろう。 |