ケミカルチューン:オイル添加剤

次はオイル添加剤、エンジン内部に皮膜を形成し、エンジンの保護、オイルの劣化を防止するもの。レスポンスの向上の他にも、燃費の向上やパワーの向上など様々な効果が得られるというもの、カーショップには様々な添加剤が並んでいて選択に迷うほど、謳い文句はどれも似たようなもの、中にはテフロン系やモリブデン系の粉末が配合してあり、これがコーティングされて5万キロは持つなんて商品もある。高温と極圧下に曝されるエンジン内部でそんな耐久性があるのだろうか、テフロンコーティングのフライパンだって1年経つかたたないうちにダメになる。
   ◆添加剤は「車のエンジンオイルと添加剤のページ」が詳しい◆

選択したのは高温・極圧下の性能に優れているGRPである。
 ■ GRP
GRP(Great Real Power)はカナダのパワーアップ社が全く新しい「潤滑科学+化学」によって開発された万能潤滑剤。
その特徴は「共晶皮膜潤滑」という、潤滑方式にある。

              右はGRP(200ccパッケージ)



       
 ■ 共晶皮膜による潤滑とは?
「GRP成分が摩擦時に発生するミクロンオーダーの金属摩耗微粉と摺動エネルギー(摩擦熱エネルギー、超音波エネルギー)を吸収し、瞬時に活性作用と共融作用によって、共晶皮膜が固着、吸着し形成される。又、形成された共晶皮膜は圧力によって剥されたり、破壊されることなく、もしも剥された場合にもGRP成分は皮膜再生タイプであり、長期に渡ってなくなったり変質せず、高潤滑性能を維持する。」ということである。 (TASKTEXのHPより)
共晶皮膜は25ミクロン厚ほどの強固なフィルム状の膜、この膜がフリクションを減らし、金属面を保護する。

GRPの効果は
●燃費の向上
●アクセルレスポンスの向上
●エンジン音の低下
●寿命を延ばし、故障率を大幅に減らす
●エンジン洗浄効果
●優れた高温/低温特性       などである

車ではエンジン/AT/デフ/パワステなどあらゆるオイルに添加できる
添加比率は
 エンジンオイル:初回5%、以降オイル交換毎3〜5%
 ATF:1〜2%    その他オイル:5%

GRPについては「車のエンジンオイルと添加剤のページ」のこちらが詳しい
 ■ 効果
添加後、しばらくするとエンジン音は低下し静かになった。
GRPは遅効性であり、しばらく走行しないと共晶皮膜は形成されない、1000kmを過ぎたあたりから、レスポンスは向上し、アクセルオフ後の惰力走行距離が伸び、エンジンブレーキの効きも悪くなったような感じになった。
「段々良く鳴る、法華の太鼓!」ではないが、走れば走る程効果は現れるようである。燃費は運転状態によって変わるため、数値には現れにくいが、体感的には、2〜3%の改善はあるように思う。

エンジンオイルは、当初、5000kmで交換(添加量200cc)、現在は7000km〜10000kmで交換(添加量は100cc→100cc→200ccの順)
ATF、デフオイル、パワステオイルにも添加済み