7/24(土) 本祭り いよいよ本祭り当日、祭場地に一番近い松栄高の駐車場は5:30オープン、8時前には満車になると昨日聞いた。6時に到着すると既に4分の1は埋まっていた。駐車場で朝食をとり祭場地に向かい、観覧席高台の松の根元に場所を確保する。すでに三々五々観客が現れ場所の確保が始まっている。
・出陣(中ノ郷 軍者 門馬宅) 行列開始は9:30だが、駐車場から祭場地に向かう途中に篝火を焚いていた軍者宅があったので8時前にいってみる。庭先には陣幕が張られ床几には軍者が座る。出陣要請の使者、到着の騎馬武者が次々と口上を述べる。目の前で繰り広げられる、出陣までの種々の様子は興味深い。軍師の使いが出陣の口上を伝えいよいよ出陣、軍者が馬に乗り訓示を与え、献杯、杯を地面に叩きつける。軍者のみ本物の杯で従者たちは紙コップなのが笑えたが、道路を汚さない配慮なのだろう。

少年武者の口上に笑顔で応対する軍者

出陣に備え兜を被る軍者

軍者の下へ参集した騎馬武者
・行列雲雀ヶ原祭場地到着 祭場地から3km先に集結した騎馬隊は9:30、陣螺・陣太鼓が鳴り響き、号砲の花火が炸裂すると本陣を目指し繰り出す。先祖伝来の甲冑に身を固め、旗指物をかざした500騎の騎馬武者が居並び、威風堂々、豪華絢爛の戦国絵巻再来は見るものを圧倒する。11時前行列は祭場地に到着、本陣やそれぞれの陣地に駒を進める。今回の行列には492騎、最年少2歳〜最年長87歳までが参加しているという。

雲雀ヶ原祭場地に到着した行列

到着した騎馬武者

到着した騎馬武者
・甲冑競馬 正午、陣螺、陣太鼓が鳴り響くと、兜を脱ぎ白鉢巻を締めた若武者が先祖伝来の旗指物をなびかせ、風を切り疾走する勇壮な甲冑競馬が行われる。一周千メートルを7〜8頭立てで8回おこなわれ、合計62騎が出場した。疾駆する人馬、風になびく旗指物の音、蹄の音、落馬ありで迫力満点である。

旗差物が風を切る音が響く

砂塵を上げてコーナーを駆ける

大接戦を制し鞭をかざしゴール
・神旗争奪戦 午後1時、祭のハイライトである神旗争奪戦が行われる。空高く打ち上げられた花火が炸裂し、2本の神旗が舞い下りてくると騎馬武者が旗を目指し駆け出し鞭を振りかざし勇猛果敢に奪い合う。鞭でからめとるのが作法だそうだ。野馬原はまさに戦場と化し、勇猛果敢な戦国絵巻が蘇る。神旗を手にした者は誇らしげに神旗を振りかざし、拍手の中、本陣に駆け上がる。今年は本祭りが土曜日と重なったこともあり観客は3万8千人、炎天下の中、戦国絵巻さながらの華麗で勇壮な祭を楽しんだ。

陣取りをする騎馬武者まるで戦国絵巻

神旗は花火で打ち上げられる

神旗を目指し殺到する騎馬武者
今日の走行距離:11km 今日の宿:ビジネスホテル高見