11/11 (水)  安倍奥・梅ヶ島地区   南北83.1kmに伸びる政令指定都市「静岡市」は都市のイメージが色濃いまちだが、市の面積の大半は、豊かな自然が残る山間の地域である。そんな魅力ある地域を多くの人々に親しみを持っていただけるよう、「奥静岡」=「オクシズ」の愛称をつけ、PRしている。オクシズの一つ安倍奥は全国屈指の麗水を育む安倍川の流域で、梅ヶ島地区には、開湯1700年の歴史を持つ温泉もある。一昨日の奥大井・井川地区に続き、紅葉も見頃の梅ヶ島地区を訪れたいと7時に出立し、R1号を西に向かう。通勤時間帯とあって道路は混雑、静清バイパスの下り口、千代田上土ICは本線迄渋滞、新東名・新静岡ICから県道27号と一昨日と同じ道を辿り、油島から県道29号を梅ヶ島に向かう。井川への道と違い、道幅も広く曲がりも少なくドライブは楽だ。
 ・コンヤの里・黄金の湯  コンヤの里にはテニスコートがあり、モミジが植えられ秋には見事な紅葉が楽しめる。その先には「赤水の滝」がある。宝永大地震で大谷嶺が崩壊した時に、安倍川が堰き止められて出来たとされ、崩落当時、滝が赤く染まった水を流し続けたことからこの名がついたという。さらに進むと市営の市営の日帰り温泉施設「黄金の湯」がある。敷地にモミジが植えられており、道路沿いから真っ赤なモミジの見事を眺めることができる。丁度見頃で素晴らしい。

コンヤの里テニスコート付近

コンヤの里�コート付近

赤水の滝

黄金の湯のモミジ

黄金の湯のモミジ

黄金の湯のモミジ
 ・梅ヶ島温泉  梅ヶ島温泉は、開湯は約1700年前と古く、安倍川の源流近くの静かな温泉街。単純硫黄泉で、美肌、神経痛、糖尿病、婦人病などに効果があると言われている。秋の紅葉でも知られ訪れる人も多い。この奥に山梨県との県境に安倍峠があり、山梨県の身延町大城とつながるが現在が通行止めである。安倍峠近くまで行ってみようと車を向けるが温泉街の上400mほどで閉鎖され引き返す羽目になった。

梅ヶ島温泉の紅葉

梅ヶ島温泉の紅葉

梅ヶ島温泉の紅葉
 時刻はまだ11時前、帰途に着くには早すぎると急遽、山梨県の早川町に向かうことにした新静岡ICから新東名に乗り、新清水JCTから中部横断道に入り終点の南部ICで下り道の駅・南部へ、初めて走るルートだが38kmを30分程、トンネルの連続だが静岡から山梨へは時間短縮なるいいルートだ。道の駅・南部で昼食と休憩、R52号を北上、上沢交差点から県道37号南アルプス街道に入り早川に向かう。
 ・早川渓谷  西山温泉手前の紅葉が綺麗な早川渓谷、渓谷沿いの紅葉は見事だが駐車スペースは限られる。おまけにリニア新幹線工事中で駐車スペースは工事車両の転回スペースや工事用駐車場となり、撮影の駐車に苦労する。おまけに時刻は14時近くでV字谷では陽が当たらず残念ながら暗い。

早川渓谷の紅葉

早川渓谷の紅葉

早川渓谷の紅葉
 ・奈良田  昨年は台風19号による土砂崩れで西山温泉の先で通行止めで奈良田には行けなかったが今年は奈良田まで通行可能。奈良田温泉・白根館は今年の2月末で宿泊業務は終了し現在は日帰り入浴のみ営業とのこと。今日は定休日とあって当りは静寂に包まれている。時刻は14時半、山間の日暮れは早いので帰途に着き、16時半過ぎに帰着。今日の走行距離は335kmと多かったが山道も少なく疲れは感じなかった。梅ヶ島の真っ赤なモミジが印象に残る紅葉ドライブだった。

奈良田

奈良田湖に架かる吊り橋

奈良田温泉・白根館付近
  ・今日の走行距離:335km